securitymamaの日記

セキュリティをたしなむママの徒然

他人任せのITは高くつく、は半分本当で半分嘘

ITを他人任せにすると高くつく、という記事を読んだ。

コレは、ハードウェアは自分で選んだ方が良いよ、というお話。
この意見にはアグリー。

日本のN○とかF○とかH○に頼んだら、平気でオーバースペックの機器を見積もってきて、予算がないとわかると在庫機器みたいなのを平気で出してくるから。
そう考えると自分で選んだ方が確かにかくじつ。

ただ、今時ブレードサーバーなんてパソコンに毛が生えたようなもんだから(パソコンがそれだけ高性能化してるって意味で)値段だってたかがしれてる。

SIerだってスパコンでもない限り、利幅の少ないハードを高めに見積もったって儲けはたかがしれてる。

私が思う、人任せにしちゃいけないのは、"システムの仕様と運用をどうするか"、だ。

よく、ある失敗、金額倍増パターンが、

 要件定義をやたら細かくやってパッケージ買ったのにカスタマイズばかりになっちゃってる

私が思うに、現在のワークフローを見直すことはとても大事。
例外処理も含めて企業の悪しき慣習も明確になるし、その企業独自の本当に必要な要件も見つかるから。
この時は人任せでなく、どんなに時間を食っても、クレームが来ても利用部門のユーザーとキーマンを巻き込んで徹底的に議論すべき。
でも悪しき慣習がある場合には、外部のコンサルに"ファシリテートだけ任せる"のが、コツかもしれない。
古き良き日本企業ほど、理由もなく、そういうもんだからってのがあるから。

独自の仕様が本当に必要なものなのかどうかの客観的判断は必要。

二つ目が運用。
個人的には、社員がみんな意識高くて日頃から漏洩なんであり得なくて、言わなくても勝手に最新技術を勉強し続けて、片手間でなんでもできちゃうスーパーマンで、辞めてもクチが硬く会社を恨むことや、得た知識や会社での成果を自分のものと思わない人達で構成されてる会社じゃない限り、運用はもし、漏洩や事故が発生した場合の責任や保証を明確にした上で外部に任せた方が安上がりだと思うのだ。

だって、最新の技術勉強し続けて、24/365同じクオリティで運用し続けて、文句も言わず、責任をガッツリ取れる社員や体制を自社で持ち続けるコストってものすごいと思うんだよね〜。